ポポー

バンレイシ科/ 落葉高木 / 北アメリカ東部の中~北部
耐寒性が強く、日本ではほとんどの地域で栽培可能。
貯蔵輸送が困難なため、一般にはほとんど出回りませんが、大変美味しい果物です。不飽和脂肪酸、ビタミンA・C、鉄分、カリウムなど栄養を豊富に含み、アミノ酸バランスにも優れています。木姿と紫褐色の花の美しさも楽しみ。

日照条件 日向
耐寒性
耐暑性
受粉樹 ポポーの他の品種
繁殖方法 挿木・接木

植え付け

バンレンシ科ですので、トロピカルフルーツとされますが、耐寒性が強く、ほとんどの地域で栽培可能です。
直根が深く伸びて大木になる為、日当たり排水の良い肥沃な場所に植えつける。
乾燥を嫌うので、高温乾燥時期はマルチング等で保護する。

剪定・施肥

新梢の基部から中間部に花芽が付き、翌春に開花する。
花芽は太く大きいので、葉芽と容易に区別できます。
直立で大きくなり易いので、夏に徒長枝を強く切り戻し枝を誘引して枝の角度を広げた形にすると、結実が良くなります。
3月と収穫後に速効性肥料を与え、冬に有機質肥料を施用する。

結実管理

ポポーの花は両性花ですが、雄しべが雌しべより先に熟す為、雄しべを集めて冷蔵庫等で保管しておき、後から咲く雌しべに付けてやると、受粉します。
葉10枚に1果程度なるよう摘果する。

収穫・利用法

10月頃、果実が熟し落果が始まったら収穫。
収穫後2~3日追熟させると、黄色から徐々に黒ずんできて食べごろになります。
バニラのような香りで、甘みも強くそのまま生食します。