葉色が綺麗な木

ドドナエア プルプレア ホップブッシュ(ムクロジ科)

 

学名 Dodonaea viscosa ‘Purpurea’
別名 ドドナエア(ドドネア)、ビスコーサ、ポップブッシュ、プルプレア(パープレア)、ハウチワノキ など
半耐寒性低木
常緑樹
3m前後
(剪定により1m前後にもできます)
主な花期 初夏
自生地 オーストラリア
日照条件 日なた
耐寒性 約-8℃
(マイナスの寒気・霜に当たると葉焼けします。)
耐暑性 強い
用途 庭木、生垣、寄せ植え、潮風害防止用、寄せ植え、鉢仕立て

特徴

濃いチョコレート色の細い葉で光沢が あり美しく、樹形もユニークです。
初夏頃、 小さなかわいい赤花を咲かせる、丈夫で潮風に強く浜辺の庭園樹などにも良い、特に丈夫で病害虫もほとんどなく育て易い木です 。
細長い葉が上向きにつき、若木のオリーブを 思わせる姿で、しかも銅葉ですから、モダン な雰囲気があり、おしゃれです。
常緑で葉色 は周年きれいですが、特に秋、冬は赤みを帯びて美しいです。
夏などは暗緑色のシックな 色で、こちらも良さがあります。 
初夏頃にはユニークな赤い実をつけます。 

剪定は周年可能ですが、強剪定すると再生に 時間がかかる木ですから、
こまめに乱れた枝 などを切り、姿を整えると、形がきれいに 仕上がります。 

小さいうちは寄せ植えに、テラコッタで大きく仕立てたり、温暖な地域では、庭に植えてシンボルツリーにもお勧めの木です。

耐寒性はありますが、寒冷地では冬に室内に入れるなどの防寒対策をしてください。 
あまり暖かい場所では徒長し、姿が乱れてしま いますので、適度に寒さが必要です。

 

ホワイトポプラ(ヤナギ科 ハコヤナギ属)

ホワイトポプラ

新芽が黄色をおび、葉裏の銀白色と相まって、非常に美しい木で、一度見ると忘れられない。
本来は大きくなるが、強い刈込みにも耐えるので、コンパクトに仕立られる。

学名 Populus  Alba
別名 ギンドロ、ウラジロハコヤナギ
落葉高木 15m~
自生地 中央アジア・ヨーロッパ
日照条件 日なた
耐寒性 強い
耐暑性 やや弱い
繁殖方法 挿木・実生

植え方について

ポットをはずして、深植えにならないように盛り上げて植えてください。
ピートモス・バーク堆肥を加えやわらかく排水・保水性の良い土に植える事。
風等で根元が揺れないように、支柱をする事。

場所と管理

日当たり排水の良い場所に植える。
追肥は春先から2~3ヶ月おきに速効性のものを与え、落葉以降は12月頃に有機質肥料をやや多めに与える。
寒さに強く、北海道全域で植栽可能ですが、暑さにやや弱く、九州・四国の南部以南での植栽は、夏場の管理にかなり注意が必要。
落葉樹の場合、夏以降は葉焼けや葉に斑点等出て醜くなることがあります。
ホワイトポプラはその傾向が特に顕著に出ます。
また、成長が速いため幹割れ等が出ますが、成長に伴回復します。
自然の生理現象ですので、ご理解下さい。

病害虫と剪定

カミキリ虫の食害に気をつける。
成長が早く、樹形を整えるには選定は欠かせません。
冬に強剪定し、新芽が伸びたあと徒長した枝を切り戻し、樹形を整える。
成長時に幹に傷等ができる場合がありますが、成長に伴い回復します。
傷が気になるような場合は、傷口の補修材(カルスメイト等)を付けて置くと、
直りが早いです。

鉢植の場合

8号以上の鉢に植え、鉢の大きさとのバランスを考え、こまめに剪定管理する事。

 

ロシアンオリーブ(グミ科)

 

 

学名 Elaeagnus angustifolia
別名 ホソバグミ、ヤナギバグミ
落葉小高木 背丈1.5~3.0m(5m) 横幅1.5~2.5m(5m) 葉3~7cm前後(対生)
主な見所 花(4月)、実(秋)
原産地 中央アジア~東アジア

特徴

中央アジアの乾燥地帯に産するグミ科の樹木で、オリーブに似た葉からロシアンオリーブと名づけられています。
花は春に内側が黄色みがかった白花をつけます。花には香りがあります。
葉は細長く小さめでシルバー色に見えます。
オリーブに似ているかといえば正直そこまで似ていません。秋には赤い実をつけます。
グミの仲間特有の乾燥に強い丈夫な性質を持っており、シルバーリーフの樹木として人気も出てきているようです。

場所と管理

日当たりと水はけのよい場所を好み、適地であればとても丈夫に育ちます。日当たりが悪かったりジメジメする場所には向きません。
また肥沃な土では成長が早く管理が煩雑になります。庭に地植えする場合は場所をよく考えましょう。
乾燥と潮風に強く、性質はグミ科らしい一面を持っています。

病害虫と剪定

病気の発生は少ないですが、カイガラムシや葉を食害する虫の発生はみられます。

成長が早く、株が暴れやすいので適切剪定を行います。
生垣の場合はこまめな刈込必要です。
特に肥料はいりませんが、やせ地で生育が悪いようなら寒肥として遅効性肥料を早春に与えます。
基本的にあまり必要ありません。

 

キハダ(ミカン科 キハダ属)

キハダ

 

学名 Phellodendron amurense
別名 オウバク、キワダ
落葉広葉 高木 20~25m

特徴

北海道から九州までの広い範囲に分布するミカン科の落葉樹。
日本のほか、中国及びロシアの国境(ウスリー、アムール)や朝鮮半島にも見られる。
幹や枝を外から眺める分には分からないが、幹の下にある皮(内皮)が黄色いことからキハダと命名された。
幹の内皮は「黄檗(黄柏)」の名で知られる。ベルベリンという物質が含まれ、非常に苦味があるが、これにアオキの葉を加えて煮詰めたものが胃腸薬となり、「陀羅尼助」「練熊」「百草」などの名称で各地に伝わっている。
また、黄檗に酢と卵の白身を混ぜて練り合わせたものが、かつては湿布薬に使われた。
枝や葉に独特の臭みがあるが、他のミカン科の植物同様に蝶が好んで食べる(特にミヤマカラスアゲハ)。
初夏に小さな花を咲かせ、晩夏から初秋にかけて直径1センチほどの果実ができる。
果実には芳香があり、甘いものは生食できる。
キハダは材木としても優良であり、独特の色味も好まれて建材、家具材、工芸品等に使われる。

植え付け管理

自然界では湿気のある山奥に自生し、肥沃な土地を好む。
日向を好むが半日陰程度なら十分に耐え、丈夫に育つ。
ほとんど手がかからないが、大木になるため、植え場所は考慮する必要がある。

 

ユーカリ(フトモモ科 ユーカリノキ属)

サンプルイメージ

ユーカリは約600種類の品種があり、その中でコアラが食べるのは約12種類程です。
ユーカリに含まれるユーカリ油には殺菌・解毒・鎮痛・防虫作用があるといわれています。
葉色が美しく、庭木・グリーンインテリアはもちろん、切枝としての利用にお勧めの木です。

原産地 オーストラリア
タイプ フトモモ科の常緑高木
日照条件 日なた向き

植え方について

ポットをはずして、深植えにならないように盛り上げて植えてください。
ピートモス・バーク堆肥を加えやわらかく排水の良い土に植えてください。
風等で根元が揺れないように、支柱をする事。

場所と管理

日当たりと水はけのよい場所に植え付けてください。
比較的乾燥地を好みます。
過水になると根腐れをおこしますので、水の遣り過ぎには注意してください。

病害虫と剪定管理

特に問題になる様な病害虫はありません。
成長は早いので、剪定は欠かせません。
ユーカリは樹高4~5m以上に成長するとどの品種も葉の形が変わり、細長い葉となります。
枝を頻繁に剪定して樹形を抑えると、幼苗のうちの葉形を保つことができます。

鉢植の場合

10号以上の鉢に、排水・保水性の良い土で植える。
根が鉢内を回ったら、順次植え替えが必要です。