紅葉が綺麗な木

モミジ(カエデ科 カエデ属)

紅葉の名所が各地にあり、新芽・樹姿・紅葉と一年中楽しめます。
元々自生する品種も沢山あり、品種改良した園芸品種も沢山あり古くより親しまれている木です。

落葉高木 10~15m
自生地 本州・四国・九州
日照条件 日なた
耐寒性 普通
耐暑性 普通
繁殖方法 接木・実生

植え方について

ポットをはずして、深植えにならないように盛り上げて植えてください。
ピートモス・バーク堆肥を加えやわらかく排水・保水性の良い肥沃な土に植えてください。
風等で根元が揺れないように、支柱をする事。
夏以降にお送りする場合、葉焼けや早めの落葉の場合あります。ご理解ください。

場所と管理

日当たり風通しの良い場所で、夏の強い日差しを避ける。
地植えの場合は、最初にたっぷりと与えれば、後は雨が降らなければ2~3日に一度与える程度。
根が張り落ちつけば、後は自然の降雨だけで通常は必要ありません。(日差しの強い夏は、夕方葉水をすると葉焼けが少なくなります)
鉢植えの場合は、土の表面が乾けばたっぷりと与える。
過水になると根腐れをおこしますので、遣り過ぎには注意してください。
葉が出てからの移植時や夏の日差しによる葉焼け等がある場合、8月中旬までであれば、葉をもいで新芽を再度吹かせる事ができます。

病害虫と剪定

テッポウムシ・カミキリ虫の食害に気をつける。
基本的には自然樹形にまかせますが、不要枝を剪定する場合は、12月~1月に行う。

鉢植えの場合

8号以上の鉢に、排水・保水性の良い土で植える。
根が鉢内を回ったら、順次植え替えが必要です。
徐々に鉢を大きくするのが理想ですが、根を切り詰めて同じ鉢に植えかえすることも可能です。
この場合は、11月中旬から12月末までに行うと良いでしょう。

 

シラキ(トウダイグサ科 シラキ属)

シラキ

シラキは自然樹形で形が定まらない独特の雰囲気があります。
幹はすべすべした白乳色です。葉は緑色です。
5~7月頃に目立たない緑色系の花が咲き、紅葉が美しく赤色に紅葉します。
実は小さな実で3つの種子ができます。
油分が多い樹種として知られています。

学名 Sapium japonicum
落葉高木 7~10m
開花時期 5~7月
自生地 本州・四国・九州・沖縄・朝鮮
日照条件 日なた又は半日陰

植え方について

ポットをはずして、深植えにならないように盛り上げて植えてください。
ピートモス・バーク堆肥を加えやわらかく排水・保水性の良い土に植える事。
風等で根元が揺れないように、支柱をする事。

場所と管理

基本的に日あたりで管理しますが、夏に西日の強く当たる所は避けて植える。(寒冷遮等で遮光すると良い)

病害虫と剪定

特に問題になるような病害虫はありません。
時にミノムシ・イラガ・マメコガネが発生するので、見つけ次第取り除く。
基本的に自然形に育てます。
剪定は冬の落葉時期に行います。
冬小枝が枯れこむことがあるので、春先新芽が伸びてから新芽の吹かない枝は
切りとるようにします。
その後、夏前にバランスの悪い徒長枝を切り戻すようにする。
株立ちの場合、太くなりすぎた枝は、根元から切り込んで新たに芽を吹かせる事で造り直せます。

 

オーク(ブナ科コナラ属)

アメリカの東部に自生するブナ科コナラ属の落葉高木は葉に非常に特徴があり、
光沢のある濃緑色の葉を茂らせ、秋には深みのある真紅色に紅葉し、大変美しいです。

できれば、広めの庭で大きく育ててください。
コンパクトに育てる場合は、毎年こまめな剪定が必要になります。

学名 Quercus (クエルカス)
樹高 10~15m
栽培適地 日本全土(落葉)・東北地方以南(常緑)
日照条件 日なた向き
品種 生育地域により沢山の品種があります。

植え付け場所

日当りが良く、排水がよければ土質は選びません。
耐寒性が強く植栽範囲は広い植物です。

剪定管理

樹形は自然形が一番綺麗ですが、大きくなるので剪定は必要です。
全体のバランスを整え、自然形に近い形に剪定を行います。
落葉樹の場合は落葉時期に切り込み、常緑樹の場合は、春~夏前までに剪定を行います。
基本的にどこから切っても芽は吹きます。
特に問題になる病害虫はありませんが、カミキリムシに注意してください。

 

ナナカマド(バラ科 ナナカマド属)

名前は七度窯に入れても燃え残ると言う意味とされるが、実際は良く燃える。
初夏の花と秋の果実と紅葉が綺麗。

落葉高木 6~10m
自生地 北海道・本州・四国・九州
日照条件 日なた又は半日陰
耐寒性 強い
耐暑性 強い
雌雄 同株
繁殖方法 実生

植え方について

ポットをはずして、深植えにならないように盛り上げて植えてください。
ピートモス・バーク堆肥を加えやわらかく排水・保水性の良い土に植える事。
風等で根元が揺れないように、支柱をする事。

場所と管理

日当たり風通しが良く、排水・保水性の良い肥沃な土に植える。
特に管理は難しくありませんが、夏西日の当る場所は避けて植えてください。
夏の強い日差しで葉焼けすることがあります。極端な場合は枯れ込みます。
西日の当る場所の場合、寒冷紗等で日よけをするか、葉水をかける事である程度防げます。
冬に有機質肥料を与える程度で十分。
葉色が悪くなるようであれば、速効性肥料を少量与えること。

病害虫と剪定

特に問題になるような病害虫はありません。
葉を食害する虫は見つけ次第取り除く。
剪定を行う場合は、冬の落葉時期の切り込み、夏バランスの悪い徒長枝を切り戻す。