キハダ(ミカン科 キハダ属)

キハダ

 

学名 Phellodendron amurense
別名 オウバク、キワダ
落葉広葉 高木 20~25m

特徴

北海道から九州までの広い範囲に分布するミカン科の落葉樹。
日本のほか、中国及びロシアの国境(ウスリー、アムール)や朝鮮半島にも見られる。
幹や枝を外から眺める分には分からないが、幹の下にある皮(内皮)が黄色いことからキハダと命名された。
幹の内皮は「黄檗(黄柏)」の名で知られる。ベルベリンという物質が含まれ、非常に苦味があるが、これにアオキの葉を加えて煮詰めたものが胃腸薬となり、「陀羅尼助」「練熊」「百草」などの名称で各地に伝わっている。
また、黄檗に酢と卵の白身を混ぜて練り合わせたものが、かつては湿布薬に使われた。
枝や葉に独特の臭みがあるが、他のミカン科の植物同様に蝶が好んで食べる(特にミヤマカラスアゲハ)。
初夏に小さな花を咲かせ、晩夏から初秋にかけて直径1センチほどの果実ができる。
果実には芳香があり、甘いものは生食できる。
キハダは材木としても優良であり、独特の色味も好まれて建材、家具材、工芸品等に使われる。

植え付け管理

自然界では湿気のある山奥に自生し、肥沃な土地を好む。
日向を好むが半日陰程度なら十分に耐え、丈夫に育つ。
ほとんど手がかからないが、大木になるため、植え場所は考慮する必要がある。